「人生を変えた
最初の出会い」

ここまで大袈裟なタイトルを付ける必要はないかもしれませんが
ジャロに通報されない程度に・・・

はじめて焼酎をしったのはまだ小学生の頃
うちは親父が消防団、叔父が青年団といった家庭だったので
人の出入りが激しく 「みんなで飲む」といったことが
いつものように行われていた
そのころ飲まれていた酒といえば日本酒が主で
日本酒が5本、焼酎が1本位の割合で消費されていた
前回 ビールに挑戦し苦汁をなめていたぼくは
次は日本酒と焼酎だ、と心に決めていた
そして決行の日
いつものように障子から そっとのぞくと
それに気付いた人たちが面白がって
「おら、なんか飲んでけ」、と声をかけてくる
ず ずぃ となかに入りつつ お目当てのものを探す
おっ あった グラスの中に透明な液体が
すかさず グラスの主の膝元に寄り そっと一口・・
うげっ まずっ という感覚と共に インフルエンザの
予防接種を思い出した そうだ注射の匂いだ
そうです そのときあったのは甲類焼酎だったのです

そういう子供時代を経験した僕は 酒嫌いになり
「酒屋なんてやりたくない やるなら店の中をジュースと
赤玉(言わずと知れた甘味果実酒 子供心に一番旨いと思った)
ばっかりにしてやる」という 変な野望を持っていた
そして時は過ぎ 僕は中学3年になっていた
ある日縁側で親父が「こんなの初めて飲んだ」、と
一升瓶とグラス片手に 何か飲んでいた
ラベルを見ると「本格焼酎」と書いてあり
子供の頃の嫌な思い出がよみがってきた
「あんなまずいものに 本格もなんもなかろう」、と
そして案の定親父は僕にもすすめてきた
そのときの親父は「この感動を息子にも」 、といやに
一生懸命にすすめてきたので断りきれず
そっと一口・・・・・・
ふくよかで甘い香りとまろやかな口当たり
ここちよい香りが鼻に抜けていった・・・
子供時代の記憶とのあまり違いにしばし茫然

そのときに自分の生き方の大半は決まってしまった
本当にうまい焼酎に不幸にも出会えなかった人たち
飲まずに「焼酎はまずい」と思ってる人たちのため
ほんとうに旨い焼酎と出会い 感動できる酒屋になろう、と
最後に人生を変えた芋焼酎「薩摩の薫 純黒」に感謝

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