西酒造 鹿児島県
日置郡吹上町




富乃宝山の生みの親 「西 陽一郎」さんは1970年生まれで
およそ 一般的な「焼酎屋の跡取り」らしからぬ風貌をしています
しかし、中身はまさしく薩摩の男といった感じで
芋焼酎造りの熱い情熱をひしひしと感じます

 


富の宝山 1.8 \ 3045
720 \ 1543
はじめて飲んだ人は必ず
「これって芋焼酎?」という言葉を発します
西さんの狙い通りの反応
柑橘系の香りでロックがおすすめです
吉兆宝山 1.8 \ 3045
720\ 1543
富乃宝山を飲んだ後におすすめします
「これは まさしく芋 だね」と、一言
これも 狙い通りの反応
伝統的なカメ仕込みでふくよかな風味はお湯割で
白天宝山 1.8 \ 3045
黄麹・黒麹ときてやっとリリースされた白麹の宝山
ふくよかでバランスがよくお湯割りでもロックでもそつなくこなす
宝山 綾紫 1.8 \ 3837
720\ 2109
西さんが理想をめざす「情熱焼酎」シリーズ
芋ごとに造りを試行錯誤し理想の風味を追求する
紫芋「綾紫」で造った「ヨーグルトキャラメル」みたいな
香りの原酒 当然色は付いてません
綾紫印 1.8 \ 3003 綾紫の25度バージョンです
宝山 白豊 1.8 \ 3837
720\ 2109
西さんが理想をめざす「情熱焼酎」シリーズ
芋ごとに造りを試行錯誤し理想の風味を追求する
白い芋「白豊」を使用して芋の甘い風味を残しながら
さらりとした仕上がり
白豊印 1.8 \ 3003 白豊の25度バージョンです
宝山 紅東 1.8\ 3837
720\ 2109
西さんが理想をめざす「情熱焼酎」シリーズ
芋ごとに造りを試行錯誤し理想の風味を追求する
焼き芋にしたら美味しそうな「紅東」を使って
上品かつ味があります
紅東印 1.8 \ 3003 紅東の25度バージョンです
天使の誘惑 720\ 3343 名前もインパクトがあるけど味も相当インパクトがある
芋焼酎を樽で数年貯蔵熟成
チョコのような甘い香り
宝山 芋麹全量 1.8 \ 3960
芋に麹を植え付ける 芋麹造り
さらりと上品な中に旨味があります
万暦 500 \ 3150 蒸留して初めの方の度数が高く香りが高いところを
選んで瓶詰めしました
鮮烈な香りが爆発します
度数44度の危険な焼酎
一粒の麦 1.8¥2130
720¥ 1100
ついに西酒造さんが麦焼酎に手を出しました
大地の豊穣さ、恵みを思わせる麦の風味と柔らかな味わい
毎日飲める価格もうれしい


西酒造は、今最も応援している蔵元です
蔵元の姿勢は言うまでもなく、まだ若い専務の語る
「芋焼酎で何かを表現したい」という
思想に惹かれるものを感じたからです 。
その言葉通りこの蔵の焼酎は、芋焼酎で
ありながら 全て際立った個性を持っています
富乃宝山は 華やかな香りでキレのあるタイプ
吉兆宝山はふくよかでコクのあるタイプ
そして インパクトのある ハナタレ ちびちび
樽による熟成の妙味 ブランデーに似ていながらまた
違う個性を持つ「天使の誘惑」、いずれも同じ芋焼酎とは信じられない程です
芋焼酎の新しい歴史を作るため、走り続ける挑戦的な蔵元です

「綾紫」と「白豊」の原料芋

「綾紫」もろみ
綾紫は写真にあるように、色素自体が紫をしており
非常にきれいな芋です。 水分含有率が少なく、
原料処理する際に顕著に感じました。
実際、仕込んでみるとポリフェノール類が
多く含まれるからなのか、非常に華やかな印象を受けました
(西酒造「情熱焼酎仕込みレポート」より)
「白豊」もろみ
白豊は鹿児島で主にでんぷん用として生産されている
芋の品種です。 でんぷん価がたかく、県内では
一番の収量を誇ります。 表面は白く、他の品種と
比べると少し硬い感じがします。 仕込んでみると、
どっしりとした蒸し芋のよい香りがしました
(西酒造「情熱焼酎仕



蔵元訪問記  2006 5/17
またまた蔵を増築したらしいので行って来ました 西酒造の勢いは止まらないな
以前見せてもらった第2号蔵は全面改装中でした
 
新たな施設 試験醸造のプラント 今まで試験管レベルでやっていたものを本格的なものに
実際の製造器材を縮小したもので このサイズでやると実際製品にしたときの物と仕上がりの
ブレがほとんど無いとか・・・・ このドラムかわいいな
 
さらに充実した製品研究室 これだけ充実した研究施設を持ってる焼酎蔵は未だかつて見たことが・・
味覚や香りの分析器まで完備 ちなみにこの2台の器材だけでうちのお店の在庫全部買えちゃう
そのくらいの値段です しっかり官能審査をしながらも感覚だけに頼らない酒造りをしています
 こいつもものすごい機材なんだぜ
  
新工場はさつま宝山中心の蔵になってます 機材も最新鋭の物が使われています
現在は冷凍芋を使ってます 数年前はとても使えなかったらしいですがここ2年くらいで
品質が飛躍的に向上し良いものが出来るようになったとか
芋焼酎ブームで「これは商売になる」と業者が必死に努力した結果でしょうね
 
すごい高い場所から見下ろしてます  新工場の最上階はマンションの7-8階に相当する高さだとか
試しに窓から外を見てみると(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル こ・・・怖ぇぇぇぇええ!!!
最後に瓶詰め施設 すごい活気でした この日は紅東の瓶詰め作業のようでした



蔵元訪問記2 2004 3/10 新工場編

一応以前の工場に行ってみたら 誰もいなかった・・・・ので
吹上庵で蕎麦を食べてからすぐそばの西酒造新蔵に向かった
町のいたるところで「さつま宝山」の派手な看板が目に付いた  いつの間に・・・
蔵に着いてみてまたもやびっくり
 Σ(゚Д゚;こ・・これは!!フロントかよ!!



「ここでお待ちください」と通された部屋も高級旅館のような・・・・・・
前来たときは庭なんかいじってなかったから、かなり面食らいました
( ゚Д゚)外観も立派だよなぁ・・



社長は不在のため有馬さんの案内で蔵へ・・・まずは甕仕込みの部屋
 また蔵の中までとんでもなく立派じゃないですか



見えにくいですがここは研究室、以前の3倍の広さはある
設備も相当増えている
これだけの研究室を持ってるのは焼酎業界じゃここだけだろうな
ここで色々な実験をやってる・・・が詳しくは書きませんよ
だけど西さんの酒はまだまだ進化します  期待してください


ここで実験的に小さな仕込や蒸留をしているそうです
しかし製品用にしろ実験用にしろ設備が充実し過ぎなくらい充実してます


ここはタンクを置いてますが下から見ないとわからないくらいきれいですねぇ
今回の蔵のいいところといえば造りから出荷までの流れを考えて設計・配置されてるため
かなり効率的な流れで仕事が出来るようになったとの事


これが現在使ってる蒸留器
ちょうどいいタイミングだったのでハナタレもらっちゃいました  う・・旨い
口の中で香りが爆発するうぅぅぅぅぅ


そして今度は試験的に造った焼酎の味見させてもらいました
芋はAを使ってます (自分で想像してください)
蒸留後そんなに経ってないのですが荒々しさもなく
透明感があって旨い酒でした

これからの西酒造はこの充実した設備を生かして
「レギュラー酒はより品質向上と安定を目指し、手造りに関してはより多く手をかけて
皆さんにお届けしたい」と頼もしい言葉をいただきました

蔵元訪問記

「あれっ たしかにこの道通ったはずなんだけど・・・・」
相変わらず親父の記憶はあてにならない
「うんっ この道 見覚えある 多分 もうすぐ着く」
それから数分後・・・
「あれー こんな建物あったかなー」 、ときた
「もういい これ使えば一発でわかるって」
問いってカーナビを設定する
(最初から使えばいいのに・・・)
さすがに 早くて正確 すぐに西酒造までの道が表示された


蔵に着くと相変わらずの元気で陽一郎専務が迎えてくれた
「今日は新蔵の方いきましょうか」
自分は以前見せてもらった事があるが
親父はずっと前 来たっきりだったのでありがたくお願いした

外見も立派だが 蔵の内もきれいで清潔
土中のかめや麹室を見せてもらったあと 2階の成分分析などをする
部屋で今度 出荷される「天使の誘惑」を試飲
「ブランデーのようでありながらしっかり芋焼酎」という感じ
完全にマスキングされた風味でなく 芋の特性がでているところがイイ
専務も「そこが大切なところ」と力説していた


少し酔いが回ってきたところで
歯に絹着せずのトークでたっぷりと今の焼酎をめぐる想いや考えを
お互い語り合い(内容は書けませんが・・・)
充実した時間をすごしました

まだ若く 夢や希望にあふれた蔵元
この酒に込められた 想いを熱く語ってもらい
その想いを私たちがきちんと伝える事が出来るよう
気持ちを新たに蔵を後にしました。

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