山梨 本坊酒造 シャトーマルスワイナリー


   

新宿より特急で1時間ちょっと  山梨の石和温泉駅から歩いて行ける距離にシャトーマルスワイナリーはあります
ずっと線路沿いを歩けば迷わずたどり着けます
これはワイナリーと併設してある直売の売店  試飲しながらワインを選べます
これだけの試飲設備があるのは県内でも少なく本坊のサービス精神が伺えます
ワインだけでなく地元のお菓子やほうとうなどのお土産も売ってます
    

訪問時期はもう9月に入ってたのでデラウェアや巨峰の仕込みは終わっていて今日は早朝収穫したセミヨンの
果汁を絞る作業  とにかくここはスピード勝負  果汁の酸化はとにかく早い
少し果実が割れてる部分からでもすぐ傷んでくるのでどんどん絞っていきます
その前にちょっぴりぶどうのつまみ食い   聞く所によるとぶどうの栄養はまず肩に回り
それから尾?というか先のほうに回るらしく色々な部分を食べ比べてみる
なるほど!!!!肩辺りのほうが甘みも充実していて先に近づくごとに水っぽく酸っぱいだけの実になってました
   

どんどんコンベアーに乗せられたぶどうがここで茎と実に分けられ右の写真の器械の方に送られ
どんどん果汁が出てきます  ここで出てくるのはフリーランジュースと言って
圧力をかけずに出てくる果汁です  新鮮な果汁は青や緑がかった色で後のほうで酸化してくると
黄色がかってきます  新鮮な果汁は美味しいのですが
後のほうの果汁は他の味の系統のワインに向くらしく どちらも価値があるものです
工場長は果汁をみてすぐどんな味のワインにするかどんな造りで行くか頭に浮かぶそうです
機材は基本的にヨーロッパ製 向こうの方がワインの歴史が深い分技術が進んでいるそうです
でも壊れたときが大変
   

絞られた果汁がここに集められ奥のタンクに送られ発酵へと進んでいきます
手前の籠は果汁に混じる繊維を取り除くためのもの
皮などの絞りかすは農家が回収に来てブドウ畑の肥料に 畑から生まれ畑に還っていきます
飲ませてもらいましたが最初のほうはいかにも新鮮な酸味と甘みで美味しかったですが 
最後の方は皮の成分も入ってくるので渋みや雑味も感じるように・・・・・・・
奥のタンクは日本酒メーカーなどのお下がり サーマルタンクなど見慣れた物が多いようです
   

ここで発酵中の2種類を見せてもらう  写真にはうまく出てませんが
左のやや緑色のがシャルドネ かなり発酵は進んでいて大分しっかりとした辛口になり
果実の香りより醸造によって得られる香りの成分の方が強くなっていました
右のはとにかく真っ赤!!!というか赤黒いもの これはアリカントという品種で実まで赤いぶどう
絞るときには機械から何まで真っ赤に染まり 何かやばい事件が起こったような光景になるらしいです
こちらではブレンド用に使ってるらしく白ワインに5%ほど混ぜるだけできれいなロゼワインになるとか
これだけで作ったワインも他社にはあるらしいですが独特の味らしいです

   

ここは低温貯蔵庫 暗く冷たい部屋の中で出荷の日を待つワインがタンクに入れられ眠ってます
  

以前はメインをつとめていた一升瓶入りのワイン  
以前に比べ大分出荷量も減ったらしいですが地元では根強い人気です
地元では茶碗酒ならぬ茶碗ワイン?
右の写真はガラスばりで造りの流れが見える見学コース 実際商品を詰めてます
この日はワインでなくジュースを詰めていました

  

ここからは一般の見学コースとは違う上級コース
上質のワインを求める人のみが通される地下コース 上の施設とは違い
有料で上級ワインの試飲等を行っています 普段酒蔵では感じられない雰囲気にドキドキ
  

地下に眠る樽熟成中のワインと甕に眠るシェリータイプの古酒
30年以上昔の古酒からずっと並んでます  甕についてる記事は当時の新聞記事で
この年にどんな事件があったかすぐわかり 歴史を感じながら酒を楽しむ事ができます
ここで1975年製のものを飲ませてもらいました 芳醇な味わいと共に歴史を感じ
なんともいえない素晴らしい感動がありました
もうひとつ地下で面白い物を発見  本坊酒造らしい発想で焼酎の甕を使ってワインを造ってます
どんな味がするか楽しみ

 
そしてここで上級ワインを試飲  ここで甲州種の魅力と可能性をみっちり聞かされ
山梨ワインのファンになりました
とにかくここで飲んだ甲州の味わいの繊細さと多様性に驚きと感動
もちろん他のベリーAや甲斐ノワールも・・・・・・・
正直国産ワインなんて・・・・・と思ってたんですけど山梨の農・風土・人に触れ
このワインを体験し目から鱗の旅でした
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